結婚式で流すレタームービーの作成ポイントや手紙の例文
結婚式や結婚披露宴にはさまざまなイベントがありますが、両親や招待ゲストに感謝のメッセージを伝えるレタームービーは定番のプログラムになっています。
結婚式に向けてレタームービーの作成を検討している方もいらっしゃるかと思いますが、作成の際にはどのようなことを意識すればよいのでしょうか。
そこで本記事では、結婚式や結婚披露宴でレタームービーを作成する際のポイントや手紙の例文などを紹介します。
結婚式に向けてレタームービーを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
レタームービーとは?
レタームービーとは、両親や招待ゲストへ向けた感謝の手紙を読み上げる様子を、新郎新婦がビデオに収録して結婚披露宴で流すプログラムのことです。
一緒に過ごしてきた思い出の写真を背景にして、音楽とともにメッセージがスクロールされるという演出のムービーが一般的です。
結婚披露宴の中盤から終盤にかけて流され、新婦が両親宛にメッセージを贈ることが多い傾向にあります。
手紙を読むと恥ずかしくなってしまう場合や、口下手でうまく話す自信がない場合でも、ムービーとして感謝のメッセージを伝えられることから、結婚披露宴では定番の演出になっています。
また、作成したレタームービーはDVDなどのデータに残せるようになっているので、記念品として両親にプレゼントができるのも特徴だといえるでしょう。
レタームービーで手紙を書く際に押さえておくポイントとは?
育ててくれた両親への感謝のメッセージや、これからの結婚生活の抱負など、レタームービーではさまざまなメッセージを伝えられます。
しかし、作成の際はポイントを押さえておかないと、メッセージがうまく伝わらないことも考えられます。
そのため、レタームービーで手紙を書く際には、下記のポイントを押さえておくようにしましょう。
ポイント①伝えたい内容を整理する
1つ目のポイントは、レタームービーで伝えたい内容をしっかり整理することです。
レタームービーでは、今まで育ててくれた両親への感謝のメッセージや思い出のエピソード、これからの結婚生活への抱負など、さまざまなメッセージを伝えられます。
しかし、思いついたメッセージをすべて盛り込もうとすると、動画が長くなってしまうことや、メッセージがうまく伝わらず分かりにくくなってしまうことが考えられます。
そのため、レタームービーを作成する際には、以下のように伝えるメッセージの候補を書き出しましょう。
伝えるメッセージの候補
- ・両親との楽しかった思い出
- ・両親に心配や迷惑をかけてしまったエピソード
- ・両親への感謝のメッセージ
- ・これからの結婚生活への抱負
メッセージの候補を書き出したうえで、どのようなメッセージを伝えるのかを選ぶことで、レタームービーの作成がスムーズにできるようになります。
ポイント②起承転結を意識した構成を考える
2つ目のポイントは、レタームービーで話す内容は起承転結を意識した順番にするということです。
レタームービーで伝えるメッセージが決まったら、どのような順番で話すのか構成を考える必要があります。
メッセージや挨拶の順番がちぐはぐになってしまうと、うまく伝わらないことが考えられます。
そのため、レタームービーを作成する際には、以下のような起承転結を意識するのがよいでしょう。
レタームービーの起承転結
- ・冒頭の挨拶
- ・楽しかった思い出やエピソード
- ・感謝のメッセージや結婚生活への抱負
- ・締めくくりの挨拶
上記はあくまでも一例なので、思い出の話と一緒に感謝のメッセージを伝えるのもよいでしょう。
必要に応じて、挨拶やエピソードは追加・変更してみてください。
ポイント③適切な長さで収まるようにメッセージの内容を調整する
3つ目のポイントは、レタームービーの長さを考えることです。
人によってレタームービーの長さは異なりますが、長さが1分ほどだとメッセージが伝えきれず、長さが5分以上になると、見ていて疲れを感じてしまうことがあります。
そのため、レタームービーを作成する際の長さは3分ほどで、文字数としては約800文字を意識するのがよいでしょう。
また、多くのメッセージを伝えるために、メッセージのスピードを早くしてしまうと読みづらくなってしまいます。
そのため、レタームービーの長さを意識する際は、メッセージの内容や量だけではなく、メッセージが流れるスピードも意識するようにしましょう。
レタームービーの構成や順番が決まったら、具体的な手紙の内容を決めていきます。
手紙を書く際は、以下の書き方を意識するのがおすすめです。
例文も載せているので、参考にしてみてください。
書き方①書き出しは両親や招待ゲストへの感謝の気持ちを伝える
文章の導入部分である書き出しでは、まず両親や集まってくれた招待ゲストへ感謝や断りの言葉を伝えるようにしましょう。
以下のような文面で書き出すことを意識してみてください。
感謝の気持ちを伝える例文
両親宛の例文
「お父さん、お母さん。今まで育ててくれて本当にありがとうございました。私は幸せな気持ちでいっぱいです。〇〇さんと結婚できたことを本当に嬉しく思います」
招待ゲスト宛の例文
「皆様、本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。私を育ててくれた両親へ感謝の気持ちを伝えたいので、どうかお時間をいただきたく思います」
書き方②両親とのエピソードは分かりやすく書く
両親とのエピソードは、レタームービーのメインとなる部分です。
「楽しかった思い出はたくさんあります」のような抽象的な文章ではなく、「いつ・どこで・誰と・何をして・どうなった(どう感じた)」を具体的に書くことで、見ている方がエピソードを思い出しやすくなります。
以下のような文面にすることで、エピソードの情景が伝わりやすくなります。
両親とのエピソードを伝える例文
「お母さん、私が高校生の頃に階段で転んで足をケガしたことを覚えていますか。ただでさえ、仕事やお弁当づくりや仕事で忙しかったのに、毎朝学校まで送ってくれてありがとう。自分が会社で働くようになってから、それが本当に大変だったことを分かって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。お母さんが私にくれた愛情や優しさを私は忘れません」
書き方③締めくくりの挨拶では未来への抱負や感謝の言葉を伝える
手紙の締めくくりの挨拶では、結婚生活や未来への抱負、感謝の言葉を伝えましょう。
結婚生活への抱負や両親へ感謝の言葉をすでに伝えている場合でも、締めくくりの挨拶で再度伝えることで思いの強さを表せます。
以下のような文面にすることで、強い感謝の気持ちや未来への希望を伝えられます。
締めくくりの挨拶の例文
両親宛の例文
「お父さん、お母さん。今まで本当にありがとうございました。私は〇〇さんと明るく幸せな家庭を築いていきたいと思います」
招待ゲスト宛の例文
「本日お集りいただいた皆様、まだまだ未熟な私達ですが、明るい家庭を築けるようにしていきます。これからもご指導のほど、よろしくお願いします」
レタームービーの手紙で気を付ける2つの注意点
レタームービーの手紙を書く際は、気を付ける注意点やマナーが存在します。
具体的な注意点は以下の2つです。
注意点①言葉遣いに気を付ける
1つ目の注意点は、言葉遣いに気を付けることです。
レタームービーは両親だけではなく、参列した招待ゲストも見るので、基本的に砕けた言葉や乱暴な表現は使わずに丁寧語を使うことを意識しましょう。
しかし、両親へ呼びかけるメッセージで、「お父さん、お母さん。〇〇年間本当にありがとうございました。大好きです」といった丁寧語を使用すると、他人行儀に思えてしまう場合もあります。
その場合は、「お父さん、お母さん。〇〇年間本当にありがとう。大好きだよ」といったように、部分的に砕けた言葉を使うことで、より感情や思いを伝えられるようになります。
注意点②忌み言葉を使わないようにする
2つ目の注意点は、忌み言葉を使わないことです。
結婚式のような慶事では、縁起が悪い言葉である忌み言葉は使わないようにしなければなりません。
たとえば、別れを意味する「別れる」「流れる」「離れる」、不幸を意味する「消える」「壊れる」「負ける」などは忌み言葉になっているので、手紙では使用しないようにしましょう。
上記以外にも多くの言葉が忌み言葉に指定されているため、手紙を書く際には一つひとつ言葉を確認するようにしましょう。
▼こちらの記事ではゲストに気持ちを伝えるレターセレモニーについて紹介した記事になります。
レタームービーで伝える内容は書き方に注意して例文を参考に作成しよう
いかがでしたでしょうか。
レタームービーを作成する際は、伝えたい内容や順番を決めたうえで、3分ほどの長さにするのがおすすめです。
また、砕けた言葉遣いや乱暴な表現、忌み言葉は使わず、丁寧語で書くことを意識するようにしましょう。
もし、どのようなことを意識すればよいのか分からない場合や、文章を書くことが苦手な場合は、例文を参考にすると書きやすくなるのでおすすめです。
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