和装前撮りに活用したい小物アイテム22選を紹介
白無垢や振袖といった和装での前撮りでは、全身や髪型(顔)が映えるようにさまざまな小物が使われます。
自分で前撮りの場所に持参することもできますが、スタジオで借りられる場合やその場で買い上げて使えることもあり、前撮りに利用するスタジオによって異なります。
小物にはフォーマル用・カジュアル用があり、振袖に合う華やかなものやオリジナリティが出る半衿や帯締など多くの種類があり、写真撮影に活用すれば満足度の高い自分だけの1枚になるでしょう。
ここでは和装の前撮りに使える小物を10個に分けてピックアップし、それぞれの小物の特徴や使いどころについて紹介しています。
これから前撮りを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
和装の前撮りで使える小物を10個ピックアップ
ここでは、和装の前撮りで使える小物を10個取り上げて解説していきます。
1.髪飾り
和装用の髪飾りとしては、日本髪につけるかんざし(簪)・くし(櫛)が代表的。なかでもかんざしは前挿し・中挿し・後挿しと部位ごとに装飾するものがあります。
花がしだれているような印象の髪飾りには、伝統的なつまみ細工によって作られているものもあり、派手すぎず華やかな印象を演出。
日本髪のようにきっちりとアップスタイルにするヘアアレンジでは、ある程度ボリュームと長さのある髪飾りがよく合います。
2.綿帽子・角隠し
綿帽子(わたぼうし)と角隠し(つのかくし)はどちらも日本の伝統的な花嫁姿に取り入れるアイテムです。
写真スタジオまたは衣装スタジオで衣装とともにレンタルができるので、着用する衣装や全体のイメージに合わせて被ると良いでしょう。
3.半衿
半衿(はんえり)とは、着物の下に着る下着(長襦袢)に付ける襟のこと。
下着そのものは着物が汗などで汚れないようにするものですが、首まわりについても汗をかくことがあるため、半衿でガードします。
ここにこだわりを出すための刺繍の半衿やレース使いの半衿を合わせると、現代風のモダンなイメージになります。
4.帯締め
帯締め(おびじめ)とは、帯を締めたその上から締める紐のこと。帯全体をしっかりと締めて乱れにくくし、着付けを整える役割があります。
装飾品としての役割も果たすため、着物や帯の色に合うデザインを選んでコーディネートを行いましょう。
5.帯留め・帯飾り
帯留め(帯飾り)は、帯の上から締める帯締めに取り付けるもので、シンプルになりやすい帯部分に個性を出してくれるアイテムです。
ガラス・陶器・銀細工で作られているものが定番ですが、つまみ細工やプレートタイプのユニークなものもあります。
6.ショール・ファー
和装にボリューム感を出してくれるショールやファーは、白無垢以外の和装に似合わせやすいアイテムです。
振袖など、色柄があり髪型の自由度も高い装いではショールやファーを使うことで自分らしいコーディネートが目指せます。
7.柄足袋・カラー足袋
靴下の役割を果たす足袋(たび)は、柄ものにすることで華やかさを出すことができます。
色柄入りの柄足袋を草履や着物とコーディネートして、他と被らないオリジナルの装いを目指してみましょう。
8.羽織紐
羽織の前に取り付ける紐で、開き部分のもたつきをなくしすっきりと見せる効果があります。
着物に合う色柄の羽織紐で華やかさを演出しましょう。
9.羽織
防寒着としても役立つ羽織は中の着物と色味を合わせるのが基本ですが、濃い色の同系色でまとめれば異なるデザインでも似合わせやすくなります。
10.草履
前撮りはさまざまな角度から写真撮影を行います。足元を写すカットでは草履や足袋が主役になるため、和装に合う1足を用意しておきましょう。
11.赤い糸
赤い糸は、小物アイテムの中でも定番中の定番!赤い糸を使った前撮り写真がSNSで拡散され、人気に火がつき、そこから多数のカップル様が取り入れるようになりました。
100均の赤いモールタイを使用してハートマークやLOVEの文字を作り、撮影するのがはやっています。
ほかにも「寿」「平梅」といった文字や「あわじ結び」など豊富なバリエーションがあることも人気がある理由の一つ。
人気の撮り方は、新郎新婦の小指に結んだり、糸電話のヒモの部分に使用して会話をしたりするなどがあります。
12.和風ガーランド
和風ガーランドは前撮りには欠かせないアイテムといってもいいでしょう。
作り方は簡単。好きな言葉を厚紙に印刷し、切り取ってリボンやヒモを通すだけですので、結婚式の準備や新婚生活でバタバタしている方からも需要が高いアイテムとなっています。
今伝えたいメッセージや写真に記念として残しておきたい言葉を、ぜひ和風ガーランドに書いてみてはいかかでしょうか。
ガーランドの文字のバリエーションには以下のようなものがあります。
・JUSTMARRIED
・結婚しました
・HAPPYWEDDING
・新郎新婦の名前
・結婚式や入籍日の日付
海外のテンプレートサイトにかわいいデザインのものがたくさんあるので、ぜひ覗いてはいかがでしょうか。
13.番傘
番傘は、和装前撮りの定番アイテムの一つ!夫婦そろって番傘をさせば、より和装が映えて美しい仕上がりになります。
ポーズのバリエーションもさすだけではありません。
新郎と花嫁が座っているそれぞれの横に置くパターンも、奥ゆかしさが感じられる素敵な写真となりますよ。
興味がある方は、フォトスタジオでレンタルができるかどうか聞いてみましょう。
14.紙風船
緊張して表情がこわばってしまいやすい方は紙風船もいいでしょう。
紙風船で遊んでいる風景を撮ってもらえれば、自然と笑顔になっているはず。
また紙風船も昔から日本にあるものなので、和装との相性もピッタリです。
100均で手軽に購入できるので、そっと、かばんに忍ばせておくのもいいかもしれません。
15.夫婦守り
夫婦円満のご利益があるとされる夫婦守り。
幸せな家庭を築けるようにと願いながら写真を撮ると、写真にもご利益がありそうです。
季節によってお守りのデザインが違っていたりするので、季節感も感じられる一枚となるかもしれませんね。
16.扇子
「扇子プロップス」と呼ばれる扇子を自分たちで飾り付けるのがはやっています。
中には、『夫婦』や『感謝』といった2文字の言葉を扇子に入れて撮るカップル様もいらっしゃいますよ。
プロップスではなく、シンプルな扇子や和柄の扇子を使用するのも大人な雰囲気と情緒があって素敵です。
扇子で口元を隠すポージングが人気となっています。
17.習字
入籍により名字が変わったことを習字で表した写真も人気があります。
言葉の内容ですが、「(新郎の名字)を始めました」の文章を使用する花嫁が多数いらっしゃいます。
ほかにも、ご両親への感謝や今の気持ちをつづるパターンなどもあるので、ご自身が一番伝えたいことをつづってくださいね。
18.ボールブーケ
和装の前撮りで人気がある「ボールブーケ」
花の種類を変えるだけでがらりと雰囲気が変わり、洋装にも和装にも合うデザインのブーケとなっています。
2人でブーケを持って顔を隠すポージングは、かわいらしさや仲の良さが表れるポージングとなっているため、とても人気です。
19.折り紙
折った折り紙を床に散りばめて写真を撮ったり、千羽鶴を背景に入れて撮ったりすると、和テイストが強くなって美しい仕上がりとなります。
また、折り鶴で和の感じを引き立たせたり、ハート型に折ってかわいらしさを演出したりと、バリエーションにも長けています。
新郎新婦2人で願いを込めながら折り紙を折るのも、楽しい思い出としてずっと残りそうですね。
20.メッセージボード
メッセージボードに英語を書いた『和×洋』の組み合わせも、最近ではとても流行しています。
プロポーズの言葉や愛を伝える言葉、名前など、お好きな言葉を選んでください。
21.和菓子
茶室での撮影ができれば、和菓子を食べているシーンを撮ってもらうのも情緒がある仕上がりになります。
もし、撮影で和菓子の持ち込みができるようであれば、華やかで写真映えするような和菓子を用意するのもいいでしょう。
22.お手玉
古い歴史を持つお手玉も、和装にピッタリ!
手に取ったポーズや遊んでいるシーン、床に並べる、といったさまざまな使い方があります。
お手玉の布地も華やかなものから落ち着いたものまであるので、好みや演出したい雰囲気に合わせて選びやすいアイテムです。
和装の前撮りに合わせたネイルデザイン
和装に合うネイルデザインには様々な種類が存在します。たとえば白無垢にはホワイトやベージュをベースにワンカラーでさりげなく整えると、上品な指先ができあがります。小物アイテムだけでなく、どのようなネイルにすれば良いか、お悩みの方も多いと思います。そんな方はこちらの記事を参照ください。
こだわりの小物で前撮りをワンランクアップ
和装には白無垢以外にも色柄を楽しめる打掛や振袖が用意されており、羽織やショールで華やかにしたり、髪飾りでヘアアレンジを楽しんだりと、思い思いの装いができます。
こだわりの小物を用意し、心に残る思い出の1枚を目指してみてはいかがでしょうか。
当サイトは前撮りなどのサービスを行っている株式会社インプルーブが運営しております。
前撮りに関するご相談やご来店予約を希望の方は以下ページよりお願いします。
記事監修:フォトグラファー Keisuke Suto