花嫁衣裳と婚礼小物の意味|花嫁が身に付ける理由を紹介
結婚式を彩る「花嫁衣裳」や「婚礼小物」。花嫁にとって定番の存在ですが、それぞれを身に付ける理由について、知っている方は少ないのが現状です。
せっかく結婚式を挙げるなら、それぞれの意味について知っておきたいところ。
そこで、今回は花嫁衣裳と婚礼小物の意味について詳しく紹介します。
ドレスや和装を着る意味とは?
花嫁が結婚式で着用する「ドレス」や「和装」。それぞれ、花嫁の定番衣装であるのはなぜなのでしょうか。
まずは、ドレスや和装など「花嫁衣裳」の意味を解説します。
ドレス
ドレスの始まりはギリシャ時代です。花嫁の家の権力をアピールするために、豪華な衣装が着用されるようになりました。当時は、カラーが豊富でしたが、ヴィクトリア女王が純白のドレスを着用したことがきっかけで、「白のウェディングドレス」が浸透したのです。
現在は、花嫁の実家の富や権力などをアピールするためにドレスを着用する花嫁はほとんどいません。デザイン性が重視され、「ファッション感覚」で選ばれるようになりました。
和装
花嫁の和装は、日本ならではの衣装です。真っ白な白無垢が特徴的な衣装であり、これにはいくつか理由があるといわれています。それが以下の3つです。
・相手の家の色に染まるため
・結婚式は神事であることから神聖な色である必要がある
・婚家の者になる(生まれ変わる)
ドレス同様、現在は上記のような意味合いで選ばれることはほとんどなく、花嫁や花婿などの「希望する式のスタイル」で選ばれる傾向にあります。
ウェディングベール・綿帽子の意味
婚礼小物である「ウェディングベール」と「綿帽子」ですが、それぞれにも深い意味が込められています。
一体、どのような意味があるのでしょうか。
ウェディングベール
ドレスを着用した際に身に付ける「ウェディングベール」には、悪魔除けとしての意味があります。
ウェディングドレス発祥であるエジプトでは、悪魔の存在が強く信じられていました。ウェディングベールは、悪魔から花嫁を守るためのアイテムなのです。
綿帽子
和装の婚礼小物である綿帽子には、浄化や神聖化などの意味があります。ウェディングベール同様に「魔除け」の意味があるだけではなく、鬼となる角を隠すことを目的として被っていたのです。
花嫁衣裳と婚礼小物について理解を深めよう
今回は花嫁衣裳と婚礼小物の意味について紹介しました。
せっかく式を挙げるなら、それぞれを詳しく理解したうえで、二人らしい式を挙げたいところ。ぜひ、今一度、花嫁衣裳と婚礼小物について正しく知り、素敵な式を挙げてください。
記事監修:フォトグラファー Noriko Takahashi