感謝の手紙の書き方は？｜新郎新婦が取り入れるべきポイントについて

結婚式で欠かせないのが「感謝の手紙」です。

両親への想いなどを手紙にまとめて、新郎新婦からのメッセージとして贈る演出は一般的です。

しかし、感謝の手紙を書くにあたり不安であるのが、「そもそもどのように書けば良いのか」ではないでしょうか。

そこで、今回は新郎新婦の「手紙」の書き方を詳しくご紹介します。

 

冒頭の挨拶文

新郎新婦が感謝の手紙を書くうえで、まず取り入れたいのが「冒頭の挨拶文」です。

第一声でゲストへの感謝の気持ちを述べることは、招待した側として最低限必要なマナーといえます。

挨拶文に明確なルールはありませんが、以下のような内容が一般的です。

 

「本日はご多用中の中、足を運んでくださりありがとうございます」

「私たちの結婚式へご列席いただき、ありがとうございます」

 

また、簡単に挨拶を述べた後、この場で両親あてに手紙を読むことを告げると、より丁寧な印象となります。

 

どんなことを書けばいいの？

感謝の手紙を書くにあたり、何を書けば良いのか分からない…とお悩みの方のために、アイデアとして具体的な内容をご紹介します。

ご両親との関係性や、これまでの出来事などを振り返りながら参考にしてみてください。

 

大切にされてきたことを述べる内容

 

感謝の手紙の定番ではありますが、やはり外せないのが「大切にされてきたことを実感した」という内容です。

大人になってからご両親に大切に育てられたことに気づいた、という経験をしたことがある方は少なくありません。そのありのままの気持ちを手紙にすることは、ご両親も嬉しいことでしょう。

「大切にされてきたと感じたエピソード」「大切にされていると気づいた瞬間」などについて具体的に盛り込むことで、手紙の内容を聞いた方々がイメージしやすくなりますのでおすすめです。

 

過去の過ちについて謝罪する内容

 

もし、過去の過ちについて謝りたいことがあれば、感謝の手紙に盛り込んでみてはいかがでしょうか。

「ご両親を困らせたこと」「ご両親を傷つけたこと」など、心残りなことがあれば、感謝の手紙に取り入れてみてください。

例えば、「学生時代に母親に向かって嫌いと言った」「何も言わずに家を出ていった」など、謝罪をするきっかけを逃し、今に至ってしまっていることがありませんか。感謝の手紙はそういった後悔について謝罪するチャンスです。

ご自身の心と向き合い、ご両親に謝罪したいこと、これまでの発言や行動で訂正したいことなどがあれば感謝の手紙の内容としておすすめします。

 

嬉しかったことを述べる内容

 

感謝の手紙でご両親に喜んでほしい、という場合は「過去の嬉しかった出来事」を入れてみてください。

「こんなことを言われてとても嬉しかった」「こんなことをしてもらったことを今でも鮮明に覚えている」など、子供の頃のことでも、大人になってからのことでも、時期や年齢を問わずに取り入れましょう。

ご両親としても、改めて「あの時嬉しかった」といった言葉が聞ければ嬉しいものです。

また、「お礼を言いそびれてしまった」という場合も、結婚式という場を借りてあの頃に感じた感謝の気持ちを伝えるのも良いでしょう。

 

 

いつ頃準備するべきか

感謝の手紙は、遅くとも1週間前までに準備しておくようにしましょう。

感謝の手紙の完成予定日を、結婚式の前日や当日に設定してしまうと「思いの他忙しくてかけなかった！」と慌てることになってしまいます。

さらに、書き終えてから「やっぱり内容を少し変えよう」と調整したくなる場合がありますので、余裕をもって1週間前までに感謝の手紙を書き終えることが大切です。

また、感謝の手紙を書きながら、過去の出来事を思い出し、ついつい号泣してしまうことも少なくありません。万が一、結婚式前日に号泣してしまった場合、式当日は腫れた目で式に臨むこととなってしまいます。

ちなみに、感謝の手紙の書き始めは、「完成予定日の1ヶ月前」が、余裕をもって作成しやすいのでおすすめです。

 

新郎に手紙を読んでもらうのはあり？なし？

感謝の手紙を読むにあたり、新郎に手紙を読んでもらうのは「あり」でしょう。

「読みながら泣いてしまう」という場合、新郎に読んでもらえば、途中で号泣してしまい何を言っているか分からない…といった事態を避けることができます。

また、「面と向かって手紙を読むのは照れくさいから手紙を書きにくい」という場合も、新郎に読んでもらう前提であれば、思っていることを正直に手紙にしやすくなるでしょう。

 

「書き方」をマスターして感動的な手紙を

新郎新婦の感謝の手紙は「書き方」をマスターすることで、感動的かつ想いの届く内容になります。

まずは、盛り込みたい内容や伝えたいことを考えて、感謝の手紙を書き進めてみてください。

可能であれば、第三者に手紙の内容を聞いてもらい、必要に応じて書き直すなどして、素敵な手紙に仕上げていきましょう。

 

 

記事監修：ビデオグラファー　Takuya Nakata